スポーツ俳句~17文字で旬のスポーツを味わう!~ -2ページ目

Qちゃんの失速

「失速の 冷たき雨に 笑顔なく」


 東京国際女子マラソンは、土佐礼子選手が2時間26分15秒で優勝。連覇を狙った高橋尚子選手は、終盤に失速し、3位に終わりました。

 これにめげず、Qちゃんにはもう一花咲かせてほしいですね。

カド番とは思えない

「カド番か? 九州場所の 上手投げ」


 九州場所中日八日目、大関魁皇は、出島に土俵際まで追い詰められながら、これをしのいで豪快な上手投げで勝ち、全勝で勝ち越し、カド番を脱出しました。引退をかけて臨んだ地元九州場所、優勝をめざして頑張ってほしいですね。



初雪の中、アジア一!

「初雪に やっとシーズン をはりけり」


 プロ野球のアジアシリーズは、日本ハムが台湾の.LA NEWを1-0で降し、アジア王者になりました。札幌は今日が初雪、選手もフアンも、シーズン開幕時には、雪が降るまで真剣勝負をしているとは思っていなかったでしょうね。

 とにかく、一年間、お疲れ様でした。

竹下のブロックで止めた!

「精一杯 ブロックに跳ぶ 氷雨かな」


 世界バレー2次ラウンドで、日本は、ここまで全勝のセルビア・モンテネグロに3-2で勝ち、準決勝進出に望みをつなぎました。

 2セットを連取され、やっぱりだめか、と思いながら観ていましたが、身長150センチ台の竹下選手が2本もブロックを決めるなど、必死に守っての逆転勝ち、とても感動的でしたね。

バリー・ボンズの後継者

「錦秋や ぶっとい腕の ホームラン」


 日米野球第3戦で、メジャー選抜は、ライアン・ハワード選手(フィリーズ)が、第3号となる3ランを放つなど、4本のホームランで11対4で大勝。3連勝で大会の勝ち越しを決めました。

 それにしても、若き大砲のハワード選手、バリー・ボンズの後継者と言われるにふさわしい、凄いバッターですね。

いいぞ水野

「文化の日 ミドルシュートは 矢のやうに」


 Jリーグ・ヤマザキナビスコ・カップ決勝で、千葉は、鹿島を2-0で破って2連覇を達成しました。
 後半35分に水野選手のミドルシュートで先制した千葉、2分後には水野選手のCKを阿部選手がヘディングで決めて勝負を決めました。MVPにも選ばれた水野選手、オシムJAPANの中心選手になりそうですね。

TBSも困るスタート

「十月の 終わりバレーは つながらず」


 世界バレーが開幕し、1次リーグA組で、日本は、格下の台湾に1-3で逆転負けし、まさかの黒星スタート。過剰とも思える演出がなされるバレー、TBSも力を入れて臨みましたが、こんな想定外のスタートでは盛り上がりませんよね。

新生ミキティ

「新生の 気持ちを込めし 滑りかな」


 フィギュアスケートのグランプリシリーズ第1戦のスケートアメリカで、安藤美姫選手が優勝しました。自己ベストを20点以上更新する192・59点で、浅田真央、キミー・マイズナーを破ってのGP初優勝で、大いに自信になったでしょうね。新生ミキティに期待ですね。

田口の真摯さ

「秋露の 中を真摯に 世界一」


 大リーグのワールドシリーズで、カージナルスが、タイガースを破り、世界一になりました。カージナルスの田口壮選手は、先発で攻守ともに活躍。37歳のチーム最年長選手の真摯なプレーは、地元セントルイスのフアンにもすっかり受け入れられているようですね。

日本ハムと中日の差は・・・

「冬近き 北の大地で ビールかけ」


 日本シリーズ第5戦で、日本ハムは中日を4対1で破り、44年ぶりの日本一に輝きました。日本一も、パリーグ優勝も本拠地札幌で決めた日本ハム、新庄がいなくなっても、完全に北海道に根付きましたね。

 4勝1敗の結果ほどには戦力は違わなかったと思いますが、チームのまとまり、フアンの熱気、プレーオフからの勢いなどの点で日本ハムの方が上だったのでしょうね。