スポーツ俳句~17文字で旬のスポーツを味わう!~ -3ページ目

平身低頭のエース

「頭下げ エースが戻る 北の秋」


 日本シリーズ第4戦は、日本ハムが3―0で中日を降し、第2戦から3連勝。44年ぶりの日本一に王手をかけました。先発の金村投手は、監督批判で戦列を離れていたことに対し、四方の観客に頭を下げてマウンドに上がり、5回を無失点に抑え、エースとしての役割を果たしました。ドラゴンズ、このまま終わってほしくないんですが…。

画面が縦揺れ

「晩秋の ドーム縦揺れ ホームラン」


 日本シリーズ第3戦は、日本ハムが6-1で中日を破り、記念すべき北海道での日本シリーズ初戦を白星で飾りました。
 プレーオフからノーヒットが続いていた小笠原選手の逆転タイムリー、そして、稲葉選手の駄目押し3ラン、見事でした。それにしても、稲葉選手をジャンプで応援する日本ハムフアン、テレビの画面が縦揺れするのには驚きましたね。

金子は渋い

「八番の 痛打観客 沈む秋」


 日本シリーズ第2戦は、日本ハムが中日を5―2で降して対戦成績を1勝1敗の五分としました。七回表、八番の金子選手が逆転タイムリーを放って敵地での勝利を呼び込んだ日本ハム、先発の八木投手も、ルーキーとは思えない冷静なピッチングで6回をソロホームランでの2失点に抑える好投でした。これで、勢いは日本ハムに傾いたのではないでしょうか。

幸四郎の意地

「菊花賞 三冠阻止す 幸四郎」


 第67回菊花賞で、クラシック三冠を目指したメイショウサムソンは4着に終わりました。勝ったのは、武幸四郎騎乗の8番人気・ソングオブウインド。全く意外な結末でしたね…。

日本シリーズ開幕で一句

「竜とハム 日本シリーズ 幕開ける」


 日本シリーズがナゴヤドームで開幕し、中日が、日本ハムに4―2で勝ち、52年ぶりの日本一に向けて好スタートを切りました。日本ハムのダルビッシュ投手は、さすがに緊張していたのか、ベテランの谷繁、井上両選手にタイムリーを浴び、シーズンからの連勝が11で止まってしまいました…。まあ、これもまたいい経験になったでしょうね。

真央舞美姫

「滑り出し いいぞ真央・舞 美姫ジャパン」


 フィギュアスケートの国別対抗戦、キャンベル国際競技会は、日米対抗で行われ、女子は、浅田真央・舞と、安藤美姫の3人で臨み、世界女王キミー・マイズナー、トリノ五輪銀メダリストのサーシャ・コーエンらの米国を破りました。

 若干のミスはあったものの、シーズンの初めとしては、いい滑りだったのではないでしょうか。

セットプレーじゃなくてだよ

「秋深む ハットトリック 俊輔が」


 サッカーのスコットランド・プレミアリーグで、セルティックの中村俊輔選手が、同点、逆転のゴールを含む3得点を奪い、海外では初めてのハットトリックをマークしました。それも、セットプレーではなくて、流れの中で決めたもの。代表のオシム監督にも、やっぱり彼が必要と、強烈にアピールしたのではないでしょうか。

ハゲ快走

「ハゲ頭 札幌ドーム 快走す」


 日本ハムが、ソフトバンクを1-0のサヨナラで破り、25年ぶりのリーグ優勝を決めました。9回を無失点に抑えたルーキー八木投手も立派でしたが、今日のゲームのMVPは、森本選手でしょう。9回2死一、二塁。稲葉の二遊間へのゴロが内野安打となる間に、二塁から一気にホームを奪った好走塁はもちろん、外野を走り回っても再三のファインプレーを見せた森本選手。新庄選手の後継者として、どんどん伸びていって欲しいですね。

あの犬はだれの犬か

「停電の 印度のピッチ 犬走る」


 AFCアジアカップ2007予選・グループAのインド対日本戦は、日本が3対0で勝利。オシム監督いわく、収穫のないゲームでしたが、野良犬?がピッチに乱入して試合が中断したり、停電したりするなど、滅多に無い珍事が見られたゲームでした。

日本ハム、王手の理由

「晩秋の 北の大地に ダルビッシュ」


 パリーグのプレーオフ第2ステージ第1戦は、日本ハムが3-1でソフトバンクに勝利。早くもリーグ優勝に王手をかけました。投げては、ダルビッシュ投手が11奪三振で完投。打っては新庄選手が勝ち越しタイムリーを放つなど、投打の役者がそろって活躍した日本ハム。勢いはソフトバンクと思っていましたが、やはり1勝のアドバンテージは大きく、余裕をもって戦えたのが大きかったのでしょうね。